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「30分に1人が自殺」の理由をご存じですか?

画像:当社が綿花を購入している農園にて

綿花栽培で起きていること

綿花農業に従事している世帯は世界で1億世帯以上といわれています。そのうち約9割が発展途上国です。

日本では栽培されていないこともあって、あまり知られていませんが、実は綿花栽培には多くの課題があります。中国やアメリカでは保護政策上、政府から綿花農家に多額の助成金が支払われるので市場に安く出回ります。

一方、助成金をもらえないインドなど途上国も対抗して安く出荷しないと売れなくなってしまいますので利益を度外視してでも買ってもらう、ということになります。

そのため、少しでも安く栽培できるようにインドのコットン産業では40万人の児童が強制的に労働を強いられているとの報告があります。その理由は単純で、子どもは安く雇えるからです。

特に綿花の産地であるアンドラプラディシュ州では10万人以上の子どもたちが親の借金の肩代わりに1日に13時間以上の強制労働をさせられているという報告があります。

また、虫がつきやすい綿花は、農薬や殺虫剤を大量に使用する為、それらを購入する際にローンを組みます。ところが、気候変動の影響で水害などが発生し、予定していた収穫量に届かず、最終的に借金返済のために子どもが売られ、奴隷として働かされているのです。

それでも返済ができず、インドではこの15年間で25万人もの農業従事者が借金苦から自殺に追い込まれています。

この数字は、実に「30分に1人」が、自ら命を絶っていることになります。

値下がりし続けてきたコットン

世界銀行コモディティプライスデータによると、パンデミック前の2019年のコットンの価格は1960年代と比較して、45%も下がっています。

製品の原価を下げるために工賃だけでなく、原料をも安く買い叩いているからです。

こうして追い打ちをかけるように綿花農家の生活は一段と苦しくなっているのです。

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