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フェアトレードにまつわるあんな数字、こんな数字

フェアトレードってどのくらい社会に影響をもたらせているの? 

 今回はこの疑問にお答えして、当社も取得している国際フェアトレード認証ラベルにまつわる数字をまとめてご紹介します。(数値は認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン事業報告書及びHPより引用)


認証に参加している生産者組織は、世界で70か国1,930

 認証に参加している生産者組織は年々増加しており、2013年の1,210組織であったのが、現在は1,930組織となっています。組織数の増加に伴い、フェアトレード組織で働く農家や労働者も200万人を超え、最大になっています。フェアトレードインターナショナルは代表的な7品目としてコーヒー、カカオ、バナナ、紅茶、砂糖、コットン、花を挙げています。


生産者が受け取ったフェアトレード・プレミアムは、総額約307.1億円

 フェアトレード・プレミアム(奨励金)の制度は、国際フェアトレード認証の最大の特徴といわれています。2022年は総額約307.1億円(222.8百万ユーロ)となっており、2019年と比較して約22%増加しました。プレミアムは、地域の組合等を通じて管理され、地域の状況に合わせて、生産向上のためのトレーニングや灌漑施設などのインフラ、学校の整備などの教育などのために活用されています。

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フェアトレード認証商品が流通する国は145か国

 国際フェアトレードラベル認証商品が流通する国は、145か国以上となっています。(参考:2024年2月現在、国連加盟国数193)。また、世界で2,500以上の企業が37,000種類以上もの製品を販売しています。


世界の小売販売額1兆2,776億円(2018年)

 世界の小売販売額は2012年の2倍を超えました(98億ユーロ)。

販売額が高い国は、英国、ドイツ、米国となっています。一方、その他の国でも10%以上成長している国も複数あります。


日本国内の国際フェアトレード認証製品市場規模は211億円

 2023年国内の国際フェアトレード認証製品市場規模は推定で211億円となっており、この10年で2.2倍に増加しています。


日本国内のフェアトレードタウンの数は、7都市

 街ぐるみでフェアトレードの普及を目指すフェアトレードタウンは、熊本市、名古屋市、逗子市、浜松市、札幌市、いなべ市、鎌倉市の現在7都市です。他にも目指す動きがあります。なお、海外では、ロンドンやパリなどの首都も認証を取得しており、世界的にもフェアトレードタウンの数はここ7年ほどで倍増しています。

フェアトレードタウンについてはこちらもどうぞ

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