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エシカル消費

それでもあなたはエコバックを買いますか?

ところで、「地球温暖化対策」「レジ袋削減」など、よく言われていますが、あなたは何かしていますか?

毎日エコバックを携帯している?最近ペットボトルからマイボトルにした?

実は「あなたのそのエコバックが不幸を生む」という真実があることを、ご存知でしょうか。

そこで今回は、この真実の背景(裏側)についてお話していきます。

エコバッグはなぜ安いの?

スーパーのレジ横にあるのを購入したり、ノベルティでもらったりするエコバック。

そのエコバックは、作られる際、日本から遠くの地で人権侵害や自然破壊を引き起こしています。

たとえば、エコバッグの原料である綿花を栽培しているのは40℃の以上の酷暑のなかで農作業を行うインドの貧しい農民です。その綿花は生地となり、世界で最も貧困とされる国の一つであるお隣のバングラデシュへ送られ、安い賃金で縫製され、エコバッグが完成します。

1円でも安く、エコバッグやアパレル製品を製造したいという事業者からの要望にこたえるため、遺伝子組み換えの綿花が増え続けています。遺伝子組み換えのほうが早く大量に収穫できるからです。

農民たちは遺伝子組み換え品種の種子を買わざるをえなくなります。ただ、それらを使用するためには化学肥料、除草剤が大量に必要になります。もちろん、農民たちは化学肥料や除草剤を大量につかうことが、自分たちの健康を害することは知っています。しかし、ほかに生きていくすべがないのです。最終的に、それらを年利20%とも言われるローンで購入することになります。

予定通りの綿花が収穫できればローンの返済もできますが、干ばつや熱波、台風のせいで不作ともなれば、農民たちは借金を返すすべがなくなります。大切な子どもを売り、そして自分はローンで購入した農薬を飲み自殺、へと追い込まれていきます。

豊かさと犠牲

企業の利益はこういった犠牲のうえに成り立っています。わたしたち自身が今おこっている真実を知り、モノの選び方を変えていく必要があるのです。

繰り返しますが、先進国に住む私たちは、こうした立場の弱い途上国の人たちを犠牲にすることで「豊かな」生活を送っていることを忘れてはならないと思います。

つまり、わたしたちの今の豊かな生活は途上国からの労働力の搾取と自然資源の収奪で成り立ってきたのです。

わたしたち先進国での行き過ぎた消費行動が生態系を破壊し、異常気象を引き起こす原因となり、途上国の農民の収穫をも脅かしているのです。

社会的立場の弱い途上国の生産者に寄り添い、本当に社会にとって良い、必要なものだけを選び、購入する責任があるのではないでしょうか。そして、環境破壊が1つの要因ともいわれるコロナ禍で、あなた自身の消費活動を今一度、見つめ直してみてはいかがでしょうか。

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